安マルチエフェクター比較 ToneLAB EX&G2.1Nu& ME25& RP355 

安いマルチエフェクターの有名所を比較してみようという試み。

VOX ToneLAB EX

これはToneLAB STの後継種的なやつ。 パッチ切り替えが若干速くなっていたりするので、予算があればEXのほうがおすすめ。

クリーンが他のマルチと比べてかなり綺麗で、クランチ程度までの歪みもクリアでいい感じ。 ただハイゲインになるとちょっと音ヌケの悪さがある。

USB端子、AUXインプットが搭載されているので宅録や、CDを鳴らしながら練習もできる。

アンプモデル33、キャビネットモデル11、エフェクトモデル44ということでエフェクトが足りないということもなさそう。 空間系のエフェクト(モジュレーション、リバーブ、ディレイ等)も充実している。

クリーン〜クランチで使うんだったらこれがいいかなと。 ニュアンスの出しやすさも他のマルチより上だと思う。 真空管が使われているというのも魅力。

ZOOM G2.1Nu

これは初心者には有名なマルチかな。

評判通り空間系のエフェクトに関してはかなり良かった。 ディレイも最大で3つまで同時使用ができるというのも魅力 TAP機能もあり、足元だけでディレイタイムを調節できるのもライブ向け。 パッチチェンジも他のマルチに比べてすごい速いので、ライブでの音色の切り替えもスムーズ。

歪みに関しては今までのZOOMに比べたらずいぶん改善されたと思う。 デジタル臭さもましになってきている。 でもやっぱりなんというか抜けが悪いというか迫力がなくて薄っぺらいというか…。 ここは好みの部分も入ってくるかなと思うので、いい動画を見つけたのでこれを見ていけると思ったら買いじゃないかな。 歪み系エフェクトとアンプモデリングが一緒というのも不満点。

歪みに満足できなくても、別にコンパクトの歪みをつなぐという使い方なら満足いくできだろう。 初心者の人でも、とりあえずこれを買っておいてお金に余裕ができたらディストーションなんかを1つ買う、という使い方をすればエフェクターに使う無駄なお金が減ると思う。

Cubase LEがついてきたり、パソコンにつないでエフェクトをエディットできたりと宅録には申し分ない。

BOSS ME25

これも有名なマルチ。 BOSSの音がほしい人はこれがいいだろう。 印象としては無難なかんじ。 良くも悪くもBOSSといった印象。

ME20の上位互換でUSBがついているので買うとしたらこちらかな。 ただパッチ切り替えがME20のほうがライブ向きなので、パッチ切り替えを多用する人はME20がいいと思う。

SONAR 8.5 LEがついているので宅録もオッケー。 ZOOMについているCubase LEとどちらがいいのかと言われると好みの問題だとしかいえないですが、 SONARのほうが実際のレコーディングコンソールを扱う時の考え方に近いということでSONARのほうが個人的には好き。

お金に余裕があるならGT-10をかうのがおすすめ。 こちらもサウンドはBOSSですがかなり自由度が増します。

DigiTech RP355

僕が一番おすすめはこれ。 上に貼った動画に出てきたRP255の上位機種。 ライブに使うなら断然こっち、パッチ切り替えやエフェクト切り替えのしやすさが違う。

歪みもデジタル臭さは今まで紹介した中で一番少なく、クリーンからハイゲインまで綺麗に出る。 LexiconRリバーブと本家のワーミーペダルがかなりいい。

Lexiconライセンスのリバーブはすごいキレイで、 ワーミーペダルは他のマルチよりもさすが本家だけあってクオリティーが高い。 ワーミーペダル単体で買うのとさほど値段が変わらないというのも魅力。

タップテンポがないのとパッチ切り替えの遅さが惜しい点。

お金に余裕があるならタップテンポもついてエフェクトの切り替えもやりやすいRP500もおすすめ。

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