フロア型チューナー比較レビュー〜LU20、TU-3、PITCHBLACK〜
フロア型チューナーを買おうと思い比較したので参考までに。
検討したのはLU20、TU-3、PITCHBLACK の3種類。 価格が1万円以内でという条件でこの三つに絞った。
まずはIbanezeのLU20
これは他のなにより低価格というところがよいところ。 横長デザインで見やすいところもいい感じ。
スイッチはちょっと強く踏み込む必要があるが問題ないだろう。 ただトゥルーバイパスと製品説明には書いてあるが実際は違うらしい。 ですのでチューナーをそのままつないでしまうと音質が劣化してしまう。 まあ聞いている一般の人には分からない程度だろうが、気になる人には気になるかも。 ラインセレクターを使えば問題ないが、
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このためだけにラインセレクターを買うならせっかくの低価格の意味がなくなってしまう。 バイパス音は気にしないよという人はコストパフォーマンス的にこれが一番いいかな。
次はBOSSのTU-3
前身のTU-2をより高精度で見やすくしたもの。 DCOUTをもっていて他のエフェクターにDCケーブルを使って電源を供給できる。
他のチューナーと比べて劣っている点はチューナーの表示部分が若干小さく他のものより見づらいというぐらいかな。
あとはトゥルーバイパスでないところぐらいで、特に大きな問題点もないチューナーかと思う。
最後はKORGのPitchblack
これもDCOUTを持っている。 見やすさについては横はばはLU20に劣りますが全く問題ない。 さらにこれはトゥルーバイパスな点が優れている点。 音を劣化させることなくバイパスできるのは、音色に直接関係しないチューナーにとってかなりいい点だと思う。
問題点はチューニング時にはアウトプットからの信号がミュートされる方式のみで、アウトプットから音を出しながらチューニングすることができなくなっていることか?(他の2つのチューナーはどちらの方式も選べます) 基本、曲間でチューニングするときはミュートの方式を選ぶと思うので問題ないと思うが、もし音を出しながらチューニングしたいっていう人がいればやめておいたほうがいいかと思う。
また♭ボタンがついていないのも他の2つのチューナーと違う点。 ダウンチューニングなどもすべて音階名であわせる。(BOSSのTU-3はこの方式も選べる。) 例えば全弦半音下げの場合、他のエフェクターは♭ボタンを押していつもどおりにチューニングすればオッケーだが、このエフェクターの場合ちゃんと半音下がった音(例えば六弦ならD#)であわさなければならない。 つまり各弦の音が何かを把握しておく必要がある。 不便に感じるかもしれないが、不規則なチューニングなんかをするときにはこの方式が圧倒的に有利だし、自分がなんの音でチューニングしているのかを把握しておくことは楽器をひく上で重要かと思うので慣れておくといいんじゃないだろうか。
以上レビューだったが個人的にはPitchblackがおすすめ。 まあそれぞれの環境に合う合わないがあると思うので、自分にあったチューナーを選ぶのがいいと思う。