アンプ2〜音作り〜

初心者の頃はアンプについているいくつものつまみに戸惑って、適当にいじってよくわからないまま弾いていることがあると思います。 ですがアンプの設定というのはギターのサウンドを決定する重要なものです。(一番大切と言ってもいいくらい) しっかり覚えていきましょう。

アンプのつまみにはGAIN、MASTER(VOLUME)、BASS、MIDDLE、TREBLE、PRESENCEといった種類のつまみがあります。

1,GAINは歪みの量を調節します。これは動かしてみるだけで音の変化がわかりやすいので迷うことはないかと思います。 好みの歪み量になるまで上げてしまえばオッケーです。

初心者にありがちなのは歪ませすぎてしまうということです。 歪ませすぎるとバンドの他の音に埋もれてしまい聞こえにくくなります。聞こえにくくなったからといって音量を上げてもこれは改善されず、結果ただの騒音にしか聞こえないという事になってしまいます。 初心者の頃は歪みは慣れるまでは上げすぎないということに気をつけましょう。

また真空管アンプはGAINをある程度上げないと音が出てこないので注意が必要。

2,BASS、MIDDLE、TREBLE、PRESENCEはイコライザーというものです。 BASSは低域、MIDDLEは中域、TREBLEは高域、PRESENCEは超高域を調節します。 アンプにもよりますが、基本は12時の位置から調節しますので、まずは全てのつまみを12時の位置に合わせてください。そこからつまみを左に回すとその帯域が絞られ、右に回すと増幅されます。

ここのイコライザーをどういうふうに設定すれば良いのかが迷うところではないでしょうか? 基本ギターで大事なのはMIDDLE(中域)です。 これをあげると抜けが良く(ギターの音が埋もれずはっきりと聞こえる)温かみのあるサウンドになります。

3,ギターらしいサウンドにするためにはまず中域を多めにします。

そこから枯れたサウンドにしたい場合は高域を、ロックなどのズンズンしたサウンドにしたい場合は低域を上げていきます。 最後に耳に高音が痛いと感じたら高域を絞り、モコモコするようなら低域を絞り、音がぼやけるようなら中域を絞るという風に調節すれば完成です。PRESENCEは最後に、高域が足りないと感じたとき、抜けが悪いと感じたとき、カッティングの切れ味を良くしたいといったときに少しずつ上げてください。

4,またモダンメタル等で使われるドンシャリという設定があります。 これは中域をほとんど0にし、高域と低域をマックス近くまであげるというセッティングです。 ドンシャリでは音の輪郭がはっきりしたサウンドになります。モダンメタルでは中域を出し過ぎるとメリハリがないカッコ悪い感じになってしまいます。

設定の仕方としては初めに中域を0に、高域、低域を最大にします。そこから抜けが程よいくらいまで中域を上げていきます。あとは先程と同じように高域、低域を調節していけば完成です。 ただしドンシャリだからといってむやみに中域を下げるのではなく、抜けの悪い、音程が聞き取りにくい場合は中域を上げてみてください。

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