ブースター
ブースターについてです。
ブースターはゲイン(歪み)や音量を上げるために使われます。 ギターソロなどで普通の音量で弾いているとバンドの他の音に埋もれて聞こえないということがあります。 こういう時のためにブースターが活躍するわけです。
「ブースター」というエフェクターだけでなく、オーバードライブやイコライザー等もブースターとして使われます。
ブースターには2種類の使い方があります。 歪みの前段(ギター側)につなぐ方法と、歪みの後段(アンプ側)に繋ぐ方法です。
前段に繋ぐと歪み量が、後段におくと音量が増えます。 基本後ろにつないだ歪みのキャラクターが優先されると覚えておきましょう。 後ろに繋ぐとそのつないだエフェクトが足されていくイメージです。 なぜこのようになるかを簡単にですが説明しておきます。
歪みの前にブースターを繋ぐ
前段につなぐと、ブースターによって音量が大きくなった信号が歪みに入力されます。 そのことで歪み量が多くなります。 歪みというのは入力される音が過大だと歪むのでこういうことが起こるわけです。
歪みの後ろにブースターを繋ぐ
歪みの後ろに繋ぐと今までの音にブースターの音をプラスするわけです。よってその分音量が大きくなります。
歪みペダルをブーストする場合はこれでいいんですが、アンプをブーストさせる場合は注意が必要です。 アンプの歪みは最大音量を超えてさらに音量をあげようとすることで生まれます。 アンプの歪みが最大まで上がっているとブーストしても音量はそれ以上上がりません。 音量を上げたい場合はアンプの歪みを控えめにしておきましょう。
次はブースターの種類を見てみます。
クリーンブースター
クリーンブースターはその名のとおり歪みをそれ自体は持たず、音量のみをあげるエフェクトです。
代表的なものはRed Hot Chili Peppersのジョン・フルシアンテやフリーも使っている マイクロアンプがあります。
オーバードライブ
オーバードライブもブースターとしてよく使われます。 定番の使い方としてはTS-9でマーシャルのアンプをブーストさせる方法があります。
オーバードライブを使うと、そのオーバードライブのキャラクターやゲインを加えることが出来ます。 クリーンブースターは原音を大事にする、オーバードライブは積極的に音色に変化を与える感じです。 そのため、オーバードライブは、ギターソロなどでよく使われます。 サステインが伸びてソロが気持ちよく弾けます。
他にもおすすめとしてはZW-44なんかも非常に優秀なブースターです。
イコライザー
イコライザーもブースターとして使われます。中域を強調して音抜けをよくしたりするのに使われます。イコライザーは地味に思われがちですが、使いこなせると結構音作りが進歩します。